お悩みから探す腰の症状
日本人で腰痛を感じる方は多数います。
ギックリ腰、原因不明の腰痛、下肢の痛みを伴った腰痛などがあり、腰痛は慢性化しやすいと言われています。負担の少ないタイミングで腰痛体操、軽度の運動などを正しく行うことにより腰痛が軽減されるという報告があります。
当院ではある程度腰痛がよくなってきた方には理学療法士による運動療法をおすすめしています。
ギックリ腰
- 椎間板性腰痛
- 椎間関節性腰痛
- 筋・筋膜性腰痛
姿勢による腰部への負荷
- 膝を曲げて腰を下ろし荷物を体に近づけて持つ
- 腹圧を加える
1. 腰痛の改善・予防に「これだけ体操」
両手の指先を下にしてお尻に当て、息をゆっくり吐きながら、骨盤を前へ押し込むようにして上体を反らし、腰の下のほうと脚の付け根をストレッチする。イタ気持ちいいくらいがちょうどよい。この状態を3秒間キープしたら元に戻す。改善には10回、予防には1~2回行う
2. 猫背改善に「肩甲骨ストレッチ」を
肩甲骨を寄せる運動。肩に指先を当て、フーッと息を吐きながら肘を左右に開く。胸を張ったまま肘で後ろ向きに円を描く。肩甲骨をゴリゴリとしっかり動かすことを意識する。
3. 腰痛予防の姿勢は「ハリ胸&プリけつ」
腰椎分離症
症状・経過
腰椎分離症は、スポーツを活発に行っている10歳代前半の成長期の青少年にはじめは運動時の腰痛という形で出ます。運動の時には腰が痛いけれども、普段はなんともないといった程度で運動を続けていくことも可能です。背中をそらす動作で腰痛が増すのが特徴で、しばしば前かがみも制限されます。
原因・病態
腰椎の後ろ半分は「椎弓」といってリング状の構造をしています。そのリングの斜め後方は細く弱い部分で、背中をそらす動作やジャンプからの着地のような動作で力がかかります。そういう動作が繰り返されると骨にひび(疲労骨折)が入ってきます。すべての人が分離症になるわけではなく、体質的な要因もあります。一番下の腰椎(第5腰椎)に好発します。